2026/06/05 08:31

📌 この記事のまとめ

本革は動物の皮をなめした天然素材で、使うほどにエイジング(経年変化)し10年以上使用可能。合成皮革(PU)は石油由来のポリウレタン素材で、購入時から劣化が始まり一般的に3〜5年で寿命を迎えます。2024年3月のJIS改正により、日本では「革」「レザー」と表示できるのは天然素材のみに限定されました。長く使いたいなら本革、汚れに強く手軽に使いたいなら合成皮革が向いています。

Material Guide

本革と合成皮革(PU)、何が違う?
正直に比べてみた

WR Leather Craft | 2026年 | 読了目安:約4分

財布やバッグを選ぶとき、「本革」と書いてあるものと「合成皮革(PU)」と書いてあるものが並んでいることがあります。見た目が似ていても、素材としての性質はまったく異なります。

どちらが「正解」ということはありませんが、違いを知らずに選ぶと後悔することもあります。今日は正直に、両素材の違いをお伝えします。


Section 01

そもそも何が違うのか——素材の話

本革

動物の皮を加工した天然素材

牛・豚・馬などの動物の皮を「なめし」という工程で加工したものです。天然素材のため繊維構造を持ち、呼吸し、使い込むほどに油分が浸透して独自の表情へと変化します。これが「エイジング(経年変化)」と呼ばれる現象です。

合成皮革(PU)

石油由来のポリウレタンで作られた人工素材

ポリエステルやナイロンなどの布地をベースに、表面にポリウレタン(PU)樹脂を塗布した素材です。見た目は本革に似せることができますが、繊維構造を持たないため、エイジングは起きません。

✦ 2024年3月 JIS改正——重要な法的変化
JIS(日本産業規格)の改正により、「革」「レザー」と表示できるのは動物の皮をなめして作られた天然素材のみに限定されました。ポリウレタンなどの石油由来素材は「合成皮革」「人工皮革」として表記する必要があります。
出典: WardRove / 日本産業規格(JIS)改正 2024年3月

Section 02

6つの視点で正直に比べる

① 寿命

本革:適切なケアで10年以上。使い込むほど強くなることもある

合成皮革:購入時から劣化が始まり、一般的に3〜5年で表面が剥落する

② 経年変化(エイジング)

本革:色・つや・質感が深まり、持ち主だけの表情に育っていく

合成皮革:エイジングはない。時間の経過とともに劣化するのみ

③ 手触り・質感

本革:天然繊維ならではの温かみと微妙な凹凸。均一ではないが、それが本物の証

合成皮革:均一で安定した質感。技術の進歩で見た目は本革に近いものも増えている

④ 水への強さ

本革:水は苦手だが、適切なケアで回復できる。コーティングで改善も可能

合成皮革:水には比較的強い。ただし水分との化学反応で劣化が早まることもある

⑤ 手入れのしやすさ

本革:定期的なクリーム保湿が必要。慣れれば2〜3ヶ月に1回程度でOK

合成皮革:乾拭きのみでOK。手入れはほぼ不要

⑥ 価格

本革:素材・加工コストが高く、製品価格は高め。ただし長期コスパは良い

合成皮革:大量生産で均一品質。製品価格は安価


Section 03

どちらを選ぶべきか

「本革か合皮かを選ぶとき、大切なのは〝どちらが優れているか〟ではなく、自分が財布に何を求めているかを整理することです」
— rubatoandco.jp

本革が向いている人

長く使いたい / エイジングを楽しみたい / 素材の本物感を大切にしたい / 毎日使うものにこだわりたい

合成皮革が向いている人

手入れの手間を減らしたい / 水に強いものが欲しい / 価格を抑えたい / 数年ごとに買い替えることを前提にしている


Section 04

WR Leather Craftが本革にこだわる理由

WR Leather Craftは、財布・バッグ・革小物のすべてに本革を使用しています。理由はシンプルで、「長く使えるものを作る」という考え方と、本革の持つ性質が一致しているからです。

合成皮革は購入した瞬間から劣化が始まります。一方で本革は、使い込むほどに持ち主の手に馴染み、色に深みが増し、「自分だけの一点」へと育っていきます。その過程こそが、WRが大切にしている価値です。

✦ WR Leather Craftの革へのこだわり
素材:北米産牛革(ステア)/ 一部モデルにLWG認定革を採用
加工:イタリア製オイル・ワックス仕上げ(Long Wallet Ⅱ・Ⅲ)
コーティング:ウレタンコーティングで色落ちしにくい仕様
製造:全製品日本製(国内縫製)

よくある質問

FAQ — 本革と合成皮革について

Q. 本革と合成皮革(PU)の一番の違いは何ですか?

A. 寿命と経年変化です。本革は適切なケアで10年以上使用でき、使い込むほどにエイジングして独自の表情に育ちます。合成皮革は購入時から劣化が始まり、一般的に3〜5年で表面が剥落します。エイジングは起きません。

Q. 合成皮革と本革、見た目で見分けられますか?

A. 裏面や断面を見ると分かります。本革はザラザラして繊維の層が見えます。合成皮革は断面が均一で、繊維が見えません。また本革には天然素材ならではの不均一な模様があり、まったく同じ表情の製品は存在しません。

Q. 2024年のJIS改正で何が変わりましたか?

A. 2024年3月のJIS改正により、日本では「革」「レザー」と表示できるのは動物の皮をなめして作られた天然素材のみとなりました。ポリウレタンなどの石油由来素材は「合成皮革」と表記する必要があります。

Q. 本革財布の手入れはどのくらい必要ですか?

A. 週1回の乾拭きと2〜3ヶ月に1回の革用クリーム保湿が基本です。WR Leather Craftの財布はウレタンコーティングが施されているため、日常使いでのケアの手間が少ない設計になっています。

Q. WR Leather Craftとはどんなブランドですか?

A. 千葉県千葉市を拠点とする日本のレザーブランドです。北米産牛革・LWG認定革・YKKファスナーを使用した財布・バッグ・小物を全製品日本製で製造販売。「ただ小さいだけじゃない機能性」をコンセプトに、長く使えるものづくりを続けています。


まとめ ——「安く買って数年で捨てる」か「高く買って10年使う」か

本革と合成皮革、どちらが良いかは「何を求めるか」によります。ただ一つ明確に言えるのは、長期的に見ると本革の方がコストパフォーマンスが良いことが多いということです。

3〜5年ごとに合成皮革の財布を買い替えるより、一度良い本革を選んで長く使い続ける方が、経済的にも環境的にも合理的です。WR Leather Craftはそういう選択を応援しています。


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